三川内焼とは
長崎県佐世保市にある三河内の地で育まれた、伝統的工芸品として国から指定されている「三川内焼」。その歴史は古く豊臣秀吉の朝鮮出兵まで遡ります。当時茶道をたしなんだ豊臣秀吉が優れた名工を朝鮮から日本に連れ帰り、窯を開き、作品を作らせようとしました。しかし、平戸島内ではなかなかよい土が見つからず、各地をめぐり、やっと三河内の地にたどり着き、窯を開いたのがおよそ400年前。そして現在のような透き通るまでの白い陶磁器を作ることができる土を、天草の地で発見するまでさらに3世代分の年月を要しました。そのような祖先の長期にわたる苦労の中で培われてきた三川内焼の技術。その特色は透き通るまでの白さや唐子絵など、様々な特徴が挙げられますが、玉泉窯はその中でも特に「白磁透し彫り」という技術において他の追従を許しません。現在の14代福本正則に至るまで、先人から厳しく受け継がれてきた技術によってできあがる作品は、まさに「繊細優美」と表現するにふさわしいものです。玉泉窯の作品の中でもその代表である香炉には、わずか数ミリ間隔で亀甲型に開けられた無数の穴があり、そこから明かりを灯した時にあふれ出る光の優しさと陶磁器の白さとが相まって筆舌しがたい美しさを醸し出す姿を、玉泉窯にてぜひご覧いただきたいと思います。
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